トップページ 巻頭言 今年はイースター翌日、フランシスコ教皇が亡くなられてショックでしたが、レオ14世がすぐに誕生という快挙がありました。菊名教会では、6月8日、アントニオ祭があります。お店を張る人たちは忙しい時期に入りますが、教会に来られる方々をおもてなしする楽しい機会ともなっています。 最後の晩餐の広間からユダが出て行くと、キリストが言います。「今や、人の子は栄光を受けた。・・・子たちよ、いましばらく、わたしはあなたがたと共にいる。あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、みなが知るようになる。」(ヨハネ13:31-35)聖書の中で語られるキリストの言葉の中でも、もっとも有名な「互いに愛し合いなさい。」は、ほかのたとえ話でも語られますが、最後の晩餐でも、やはり一番大事なことだとキリストは私たちに教え諭して下さいました。この言葉は、神との交わりを求める人に勇気を与え、励ましてくれます。 菊名教会の守護聖人である聖アントニオは、生まれたのはポルトガルでしたが、イタリアで主に活躍しました。優れた学者でもあり、魚も耳を傾けるほどにわかりやすい説教をしたということでも有名な聖人です。教会のために働く信者たちが主に与えられた使命に忠実に生き、喜びのうちに主に支えられ、訪れる方々に気持ちが届きますように。