トップページ 巻頭言 新年あけましておめでとうございます。新しい一年を主からの賜物として感謝の内にいただき、喜びをもって始めて参りましょう。 一日一日をしっかり生きていくためには「希望」、しかも確かな希望が必要です。教会の黎明期からキリスト信者はミサのたびに、「マラナタ」という祈りを口にしてきました。「主よ、来てください」という心からの願いです。(「菊名教会だより」1月号に詳しく記しましたので関心のある方は読んでみてください。) 今年も、相変わらず人類社会もわたしたちの社会も不安を掻き立てながら目まぐるしく動いていくことでしょう。であればこそ、日々をしっかり送っていくために「マラナタ」という叫びをあげ、主ご自身の導きと力添えを願っていきたいと思います。「希望」がなければ生きることはできません。人の世の絶え間ない揺れ動きを貫く究極の見通し――わたしたちはこれを主イエス・キリストによって恵みとしていただきました。日々「マラナタ/主よ、来てください」の声をあげ、希望をもってこれからの一年を誠実に過ごして参りたいと思います。